私は、リモートワーク(テレワーク)の可能性を最大限に引き出し、チームが自律的に働ける環境を構築する専門家です。
5年間のフルリモートワーク経験があり、その間に30名規模のチームをマネジメントし、100名規模の基幹システム再構築プロジェクトを成功に導いてきました。
「テレワークの達人」として、企業経営者・個人事業主・リモートワーカーの方々に向けて、メンバーが自律して働くためのマネジメント手法やノウハウを日々発信しています。
リモートワーク下でも生産性を飛躍的に向上させ、組織の成長を加速させるための具体的な方法をお伝えします。
リモートワークの可能性と課題
近年、テレワーク・リモートワークは急速に普及し、もはや新しい働き方ではなく当たり前の選択肢になりつつあります。実際、2021年に転職サービス「doda」で検索されたキーワードの第1位が「在宅勤務」、第2位が「フルリモート」だったとの報告もあります。
テレワークは場所に縛られない柔軟な働き方として多くの人々に支持されており、企業にとっても適切に運用すれば生産性向上やコスト削減など大きなメリットをもたらします。
しかしその反面、リモートワーク特有のマネジメント上の課題も存在します。
対面ではない分、コミュニケーションやチーム運営に工夫が必要で、現場のマネージャーからは次のような悩みがよく聞かれます
- メンバーの様子が直接見えず、状態や進捗を把握しづらい
- 新人育成やチームの一体感の醸成が難しい
- 情報共有やコミュニケーション不足による生産性低下が心配
- メンバーの心理状態の把握が難しい
- 新しいメンバーとの関係性が希薄
- 業務の進捗状況の把握が難しい
- メンバーがサボっている or 働きすぎているのではと不安
- 業務に関係する人以外とコラボレーションする機会がない
こうした不安を抱えるリーダーは少なくありませんが、適切なアプローチを取ればこれらの課題を乗り越え、テレワークの恩恵を最大化することが可能です。
鍵となるのは、メンバーが自律して動ける強いチームを築くことにあります。
自律型チームを育てるマネジメント手法
リモート環境で自律型のチームを作り、生産性高く協働するために有効なマネジメント手法をいくつか紹介します。
- 信頼関係と裁量の付与:
リモートではメンバー間の信頼と自律性の尊重が不可欠です。
細かな指示や過度な監視(マイクロマネジメント)を避け、各自が自分に合った進め方で仕事を進められるよう任せましょう。信頼関係がない状態では、遠隔での円滑な協働はほぼ不可能です。 - 目標・期待値の明確化:
メンバーが主体的に動くには、自身の目標や役割における期待値が明確に示されている必要があります。
ゴールや優先順位が曖昧なままだと、努力の方向性がずれて生産性が低下したり、後から軌道修正する際に不満が生じたりしかねません。 - 進捗の見える化とフィードバック:
各メンバーに裁量を与えつつも、チーム全体で進捗状況や成果を共有できる仕組みを整えましょう。
例えばタスク管理ツールで業務を“見える化”したり、週次の1on1ミーティングで状況を確認してフィードバックを行ったりすることで、放任にならない適切なサポートが可能になります。 - コミュニケーションと一体感の維持:
物理的に離れていても、意識的にコミュニケーションを図りチームの一体感を醸成することが大切です。
ビデオ会議で顔を見ながら雑談できるコーヒーブレイクやオンライン懇親会、全体ミーティングなどを定期的に実施し、孤立感を防ぐとともに組織への帰属意識を高めましょう。
リモートワークで生産性と組織成長を加速
上記のような取り組みによって、自律型チームが実現すればリモートワーク下でも高い生産性を発揮できます。
実際、テレワークでも対面勤務と同等かそれ以上の成果を上げられることが調査で示されています (数々の研究が在宅勤務の生産性を証明)。
メンバー各自が責任感を持って主体的に動くことで仕事へのエンゲージメントが高まり、新しいアイデアや改善提案も生まれやすくなります。
その結果、チーム全体の生産性が向上し、企業の成長スピードを飛躍的に高めることが可能となるのです。
まとめ
テレワークの可能性を最大限に引き出す鍵は、メンバーが自律して働ける組織文化と仕組みを作ることです。
私が5年にわたり実践してきたリモートマネジメントのノウハウを活用し、これらの課題を乗り越えて、自律型の強いチームを一緒に作り上げませんか?